小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#


  • FⅠ
  • 北九州ダーツグループ杯
  • 3.19Sun 20Mon 21Tue

次回開催
F2
4/1 ・2 ・3

3月18日

検車場レポート

1R


 注目のオープニングレースは脚力拮抗しており激戦ムード。久々の実戦となる柴田昌樹は初日5場所連続で確定板に乗るなど、動きは上々だ。

 「自分の中では感覚がやっと戻ってきましたね。それに加えて最近はレースの流れも良い。昨年の12月の小倉で自転車のハンドルを換えてからかな。それがキッカケで良い感じに踏めています。追加が入るかなって思って準備していたけど、入らなかったのでレース勘が不安ですけど、練習はやったので自分のレースができれば大丈夫だと思います」

 近畿ラインの先頭を走るのは永橋武司。中2日の過密日程も、疲れなどは心配なさそうだ。

 「前回は久留米でレースがあったので、そのまま移動してきました。街道中心にきっちり乗り込んできたし、大丈夫だと思います」

 ベテランの窓場加乃敏は昨年12月松阪以来となる永橋との連係。巧みな手綱捌きでライン決着を狙う。

 「永橋君とは何度も連係した事があるし、いつも頑張ってくれる。練習はできたし、ドームなので持病の花粉症も大丈夫。上手くリードしていきたいです」

 

 

2R


 小倉バンクと相性抜群なのが松本卓也。昨年7月以来の登場となるが、仕掛け所は熟知しており今節は思い切ったレースを心掛ける。

 「最近はタイミングが取りにくくなったりして、みっともないレースを多くしているので、今回はとにかく良いレースをしたい。脚自体は悪くないし、あとは気持ちの問題。小倉は相性が良いし、好きなバンクなので力を出し切る事だけ意識して走りたい」

 3月岸和田の準決でも連係した赤松秀展がサポート役。

 「ナイターは体的にしんどいんですよね。松本君とは相性が良くないけど、巧く先行して貰えたら援護できるかな。前回の久留米からずっとこっちにいたので、移動の疲れはないです。散歩したり体をほぐして疲れを取ってきました」

 川又裕樹は園田鉄平に託して上位を狙う。

 「前回一走して脚の感じは悪くなかったので、あとはレース勘だけですね。戻ってくれば十分戦える。左腰と左肩の打撲があったけど、乗る分には問題ないです。ここ1年くらいで追い込みに転身したけど、人の後ろでスピードを貰うレースの方が得意なので。園田さんの後ろで頑張りますよ」

3R


野崎将史選手

 新人の野崎将史は一走する毎に手応えを掴んでいる様子。初出走となる小倉バンクでどんな走りを見せてくれるか注目したい。

 「1、2班に上がってから、だいぶ感じ良く踏めるようになってきました。2週間くらい空いたので、バンクと街道で追い込んだ練習ができたし、前回も1着を取れているので戦える手応えはある。自分らしい仕掛けをしっかりする事だけ考えます」

 競走得点上位の京都コンビが強力。前を回る菱田浩二は初日4場所連続連対中と好調を維持しており、今節もさらに集中力を高めて初日に挑む。

 「練習は普通にいつも通りの内容でやってきました。最近は準決がダメなんですけど、まずは初日が大事だと思うので。西谷(岳文)さんと決まるようにしっかり頑張りたい」

 今期からA級の西谷岳文が自力を封印して後輩をリードする。

 「A級は8年ぶりくらいですね。体自体は問題ないので、自分のやれる事をしっかりやっていきたい。番手を回ることは滅多にないけど、若手が増えてきたらこういう機会も増えると思うので。番手の仕事をやって直線で勝負できるように頑張りたいです」

 

6R


清水裕友選手

 S級でも活躍していたメンバーが集結し、大混戦ムードが漂う。来期S級1班の点数を確保している清水裕友が人気になりそうだが、地元の津村洸次郎も気合は十分だ。

 前回完全Vで波に乗るのが清水裕友

 「寒い季節は苦手だったので、暖かくなってきてエンジンがかかってくると思う。津村さんとは初対戦だけど、意識せずいつも通りに力を出したい。スローペースのレースが苦手なので、ペースが上がってくれた方がいい。初日のメンバーは皆そう考えていると思うし、勝負所を逃さず仕掛けたいです。直前は広島に行って竹内翼君達と練習をしてきて、良い刺激を受けてきました」

 地元の津村洸次郎は強気な気持ちで初日に挑む。

 「約2週間空いて練習はしっかりできた。A級は警戒されるようになってきて、厳しい展開になったりしてしまう。でも初日特選なら脚力的にも互角のメンバーだし、戦いやすいと思う。良いレースができるはずだし、強気な気持ちで勝ちにこだわりたい」

 中近ラインの先頭を走るのが竹澤浩司

 「前回は岩見(潤)さんと一緒でワンツーを決めた。相性は良いと思いますよ。久々の予選で緊張したけど、今回は特選に乗れたので嬉しいですね。点数ももっと上げたいし、思い切って自分らしいレースで頑張りたい」

8R


 篠原忍は前回久々の優参と動きが戻った様子。予選は自力を封印して重倉高史を目標に勝機を窺う。

 「状態は変わらず良いですね。いつも通りの練習をしてきたし、ソツなく対応していきたい。自力と番手だと、やっぱり番手の方が緊張しますね。前の人が仕掛けるタイミングに合わせるのも難しいですし。でも最近は人の後ろも増えてきたので。今回もタイガーマスクを持ってきているので、披露できるように頑張りたいですね(笑)」

 堅実な島野浩司が中部3番手を固めて後輩二人をリードする。

 「2週間以上間が空いたので練習はやってきたけど、練習のやり過ぎで膝の痛みが少し出てしまって…。レースで走ってみないと分からないけど、まずは篠原君に付いていく事に集中します」

 吉川誠は同県の先輩を二人背負い、人一倍気合を入れて初日に臨む。

 「神奈川3人で並ぶ事ってあまりないので、気合が入りますね。2月の立川でフレームが壊れてしまい、前回は新しいやつを使ったんですけどイマイチでした。なので、今回からA級時代に使っていたモノを使います。調子が良い時のモノなので良い方向に出てくれれば嬉しいですね」

 

 

9R


吉田裕全選手

 前回最終日に落車した吉田裕全だが、ケガの影響はない様子。得意の細切れで総力戦を示唆しており、点数上位の意地を見せられるか。

 「ケガは全くなくて、体は大丈夫です。17日間間が空いて、ケアも練習もバッチリできました。熊本記念(久留米代替)で池田勇人さんにアドバイスを貰ってシューズのサンの位置を変えてから、脚の回転が良くなりました。それから96点くらいだった競走得点が102点まで一気に上がりましたね。細切れ戦なので後手を踏まないように、何でもやりたいです」

 吉田にマークするのは東京の佐藤真一。前回小倉では初日で大敗してしまっただけに、今節も予選敗退は避けたい所だ。

 「吉田君との連係は久しぶりです。間が結構空いたので練習も十分にやってきました。1月に小倉に来た時は成績が悪くて悔しい思いをしたので、今回はその時の分まで取り返したい」

 掛水泰範はバック数最上位の存在。持ち味の積極策で活路を切り開く。

 「練習はしっかりやっているんですけどね。脚力がまだまだなのかな。小倉はイメージが良くないけど、メンバー的には先手を取り易そう。駆けさせてくれたら何とかなるかもしれないですね」 

10R


不破将登選手

 不破将登は2月奈良記念で2勝を挙げるなど、近況は充実。さらに上を目指すためにも初日からエンジン全開で挑む。

 「大垣記念の誘導で最終日に追加が入ったので、そこから調整してきました。気が付いたらバックがこんなに増えていたので、調子が良いって事だと思います。練習での感じはずっと良かったので、ここに来てやっと成果が出てきたのかな。小倉は一周半突っ張って逃げ切った事もあるし、イメージは良いです。選手になって一番競走得点が高いので、もっと上げて1班の点数を目指したい」

 競走得点上位の篠塚光一は初連係の不破に託して初日に挑む。

「首を痛めてしまっていたが、今回はしっかりケアをしてきた。初連係だけど、不破君は強いのを知っているので。しっかり援護していきたいです」

 不破をバック数で上回るのが山下一輝だ。前回の大垣記念でも2勝を挙げており、動きは上々。持ち味の積極策で今節も奮闘を誓う。

 「前回は初日に体調を悪くしてしまい、2日目から回復しました。脚の感覚も前回の2日目から良くなってきたし、直前の練習も前回の時よりは良かった。ライン2車でも積極的に動いていきたいです」

 

11R


牧剛央選手

 圧倒的な本命が不在で混戦模様の初日特選。地元で奮闘を誓う牧剛央は前回優参した事で悪い流れを断ち切れた様子。

 「伸びは戻ってきたし、調子自体は悪くないですよ。ここ最近は車が出ていない感じはなくて、流れが悪かったけど、前回結果が出たし断ち切れたかな。いつも通りの練習に加えて、今回はナイター用の練習もしてきた。松岡(孔明)君とは相性が良くないけど、最近強いし出脚が良いので集中して付いていきたいです」

 前を任された松岡孔明は1月平記念での3勝や、前回で節目の200勝を達成するなど直近はまくりが冴えている。

 「前回で節目を達成できて良かったです。今回は久々に少し空いたので練習はやれるだけやってきた。なので、疲れが少し気になりますね。自転車は何も変えていないけど、最近はケガをしていないので、それが好調の要因なのかなって思います。細切れでチャンスはあると思うのでそこを逃さず仕掛けたいです」

 矢野昌彦は主導権取りに意欲的。体調も戻った様子で点数以上の存在感を見せつけてくれそうだ。

 「2月伊東はインフルエンザで休みました。前回の立川はインフルエンザ明けで本調子ではなかった。今回は前回よりは確実に良い状態で望めます。これからもっとバック数も増やしたいし、タイミングがきたら思いきって仕掛けたい。本来の先行力を戻せるように、積極策で自信を取り戻したいです」

 単騎となった柏野智典は長欠後2場所走った事で徐々に感覚を取り戻しており、虎視眈々と直線での強襲を狙う。

 「体は悪くないですよ。ケガ前を変わらないくらいです。普通に練習しているし、あとはレースの流れ次第。どこも先行していきそうなラインなので、位置は決めないで流れに乗りたいですね。脚をタメて直線に懸けたいです」

 

3月19日

検車場レポート

1R


鈴木伸之選手

 赤板で後ろ攻めの本島泰康が上昇。柴田昌樹が中団から合わせて永橋武司を押さえる。赤板過ぎの2コーナーで本島が先頭に立ち打鐘を一本棒で通過。永橋が打鐘過ぎ2センターから巻き返して最終1コーナーで本島を叩くと番手の窓場加乃敏は離れてしまう。1コーナーで外へ持ち出した柴田が2コーナーから力強くまくると、最後は鈴木伸之が差し切った。

 「先輩とワンツーできて良かったです。まくり易い展開になったし、良いタイミングで仕掛けてくれました。作戦は全てお任せしていて、一番良いレースをしてくれました。道中は余裕があって、抜く時だけ力みましたね。抜けるか抜けないかどうかなって思って踏んだら、思ったよりも伸びてくれました」

 2着には柴田昌樹が踏み止まって愛知ワンツー。

 「前がモガき合ってくれないかなって思っていました。中団は死守しようと思っていたけど、初手から中団であんなに素直に取れるとは思っていなかったです。周りの動きも見えたし、体が反応していますね。期が変わってから流れも良いし、動ける内はしっかり動きたいです。鈴木君も脚はあるので最後抜かれたのは仕方ないですね」

 最終ホームでカマした永橋武司は裸逃げになったが懸命に踏み直し3着に粘り込んだ。

 「裸逃げになってしまった。九州勢は二段駆けでくるイメージがあったので、早めに仕掛けないととって思いました。(愛知勢に)まくられ易い展開になってしまったし、最後はスピードの差が違いましたね」

6R


清水裕友選手

 後ろ攻めの竹澤浩司が赤板で前受けの清水裕友を押さえる。津村洸次郎は中部ラインを追う形で上昇し、中団まで下げた清水にフタをする。打鐘前に竹澤が誘導を降ろして主導権を奪うと、津村は外で浮いて厳しくなる。竹澤がそのまま最終ホームを先頭で通過。中団を確保した清水が1センターから一気に前団をまくり切った。

 「展開が向きましたね。きっちりモノにできたし、状態は良いと思います。被る前に仕掛けようと思って脚も動いたし、ヨコの動きもできるかできないかではなくて、やるかやらないかだと思ったので。勝手にレースが動いたので、戦い易かったですね」

 清水マークの藤原悠斗は最終2センターで岩見潤に強烈なブロックを貰うが、懸命堪えて3着に入った。

 「追走がヘタだなって思いました。ふわっとした気持ちで付いていたら少し反応が遅れてしまった。ブロックを貰ってからはほとんど自力ですよ(笑)。けん制を乗り越えて3着に入れたので良かったのかなって思います」

 中国ライン3番手から直線で伸びた近藤範昌が2着に食い込んだ。

 「悠斗が頑張ってけん制を堪えてくれたし、悠斗に付いていったら良い着はあるかなって。清水はもう遥か彼方にいたので、1着はないと思ったから前だけは抜こうと思いました。付いていて余裕はあったし、ライン3人で決まったので良かったですね」

 逃げた竹澤浩司は4着で納得の表情を浮かべた。

 「あれだけ長い距離を踏んで4着なら良いですよ。脚に良い刺激が入ったし、明日はもっと良くなるかもしれないですね」

 

8R


篠原忍選手

 後ろ攻めの吉川誠が残り2周半で上昇し、赤板前に誘導を降ろしてハナに立つ。4番手をキープした東矢昇太が、打鐘で仕掛けて4コーナーで吉川を叩いて主導権。重倉高史がすかさず巻き返して最終バックで東矢をまくり切ると、最後は番手の篠原忍が抜け出した。

 「僕だったら仕掛けない所で行ったので、責任感だけで付いていきましたよ。重倉君のあのスピードなら行ってしまうなって思った。口が空いても慌てずに追っていけました。結果論ですけど、島野(浩司)さんとワンツーで良かった。良い感じに踏めていました」

 島野浩司が篠原に続いて愛知ワンツー。

 「鐘の所で重倉君が仕掛けるかと思っていた。結果的に良いタイミングで仕掛けてくれましたね。ゴール前は余裕がなかったけど、しっかりワンツーを決められて良かったです」

 直線で外を伸びた出口眞浩が3着に食い込んだ。

 「2コーナーで切り替えようか迷ったけど、吉川君も強いしまだかなって。もうちょっと伸びてくれれば良かったかな。自分の中ではゴール前勝負できるようなイメージで踏めたんだけど」

 重倉高史は6着に沈み、悔しさを滲ませた。

 「何も考えないで踏み切れば良かったんですよ。脚を回して最後の分を残そうとか変な事を考えてしまって…。自転車はめっちゃ出ていたのに…」

9R


 赤板で竹山陵太の上昇に合わせた掛水泰範が打鐘前でハナに立つと、すかさず丹波孝佑が巻き返して掛水を打鐘で叩く。掛水は3番手を確保して、6番手には竹山、吉田裕全は立ち遅れて8番手となり最終ホームを一本棒で通過する。金山栄治が最終バックで番手まくりに出るが、掛水がさらに上をまくり切ってゴールを先頭で駆け抜けた。

 「脚は溜まらなかったですね。逃げているのが3車のラインだったら厳しかったと思います。金山さんがタテに踏み込んでくれたからまくれたけど、ヨコの動きをする選手だったら止められていたと思う。体がシャキッとしない感じで脚に結構キテました。(野本)翔太の組み立て通りに走って1着を取れたので、そこに関しては良かったと思います」

 野本翔太が懸命に食い下がって高知ワンツー。

 「ワンツーで良かったです。でもやっぱり掛水さんの仕掛けるタイミングが掴めていないですね。自分がタイミングを合わせていけなかった。その辺の判断だけ悪かったけど、体自体は問題ないです」

 後方に置かれて厳しい展開になった吉田裕全だったが、最終2コーナーから内を潜り込んで3着に食い込んだ。 

 「位置取りが失敗して終わったかと思いました。けど、内が空くメンバーだと思ったので空いてくれって願って走りました。体は動いているし、今日はもうあれしかなかった。自力は発揮できなかったけど、自在は発揮できたと思います」

 

 

10R


不破将登選手

 打鐘で鈴木雄一朗が斬った所を山下一輝がすかさず押さえて主導権。人気の中近勢は5番手、阿部力也は8番手に置かれて最終ホームを一本棒で通過する。軽快に逃げる山下だったが、最終バックから踏み込んだ不破将登が、3コーナーで紫原政文のけん制を乗り越えて鋭くまくり切った。

 「鈴木さんが仕掛けるのかなって思ってみてしまい、仕掛けるタイミングが少し遅れてしまった。後ろの人に迷惑をかけました。ワンテンポ早く仕掛けていればラインで決まったかなと思います。92のギアも乗っていて重く感じないし、自分の脚力も上がってきていると思います。デビュー以来で一番点数があるし、上で戦える自信にも繋がりますね」

 後方から直線で追い込んだ阿部力也が2着で勝ち上がりを決めた。

 「勝ち上がれて良かったです。もう展開一本ですよ。でも最近にはないくらい良い感覚がありました。セッティングもようやく出た気がします」

 不破をマークした篠塚光一は3着となり、悔しい表情を浮かべた。

 「余裕はあったけど、川木(敬大)さんがコースを入ってきたときに、少し接触したのもあって…。前回は落車の影響が凄くあったけど、今回はもう大丈夫。視野も広く見えました。だけど、あの展開なら2着にならないといけなかったですね」

 地元の紫原政文は5着となるが、競走得点上位でかろうじて準決に駒を進めた。

 「いやーなんとか勝ち上がれました。良かったです。中々ああいう良い展開はないのでね。それにしても自分が弱いですね」

 

11R


松岡孔明選手

 後ろ攻めの矢野昌彦が赤板で上昇。関東勢を追った藤木裕が打鐘で矢野を叩くと、佐藤和也がすかさず巻き返して最終ホームでモガキ合いに。後方で脚をタメていた松岡孔明が最終ホーム過ぎから出脚良くまくり上げると、3コーナーで一気に前団を抜き去った。

 「展開も良かったし、今日は疲れも大丈夫でした。小倉はスピードバンクなので、スピードのない自分には苦手な所なんですけど、人気に応えられて良かったです。良い感じに踏めていたし、調子は意地できていると思います。明日は戦いにくいメンバーですけど、前々に攻める事も考えて頑張りたいです」

 3コーナーで南修二が牧剛央を張ってタテへ踏み込むと、初手から近畿勢を追走していた柏野智典が直線で追い込み2着に食い込んだ。

 「本当なら西日本の連係で九州勢の後ろがスジかなって思ったけど、南は同期なので今日は近畿の後ろにいようと思っていました。嫌いな展開だったけど、余裕はあったし状態はだいぶ戻っていると思います」

 南に捌かれた牧剛央だったが、諦めずに踏み込んで3着に入った。

 「けん制が来るなって思って構えてしまったら、遅れてしまった。タイミング悪い所で張られてしまいましたね。自分でまくるくらいのつもりで踏んでいたら乗り越えられたかなって思います」

 矢野昌彦は5着の結果も、手応えは掴んだ様子。

 「体の具合も問題ないし、脚も大丈夫。打鐘で突っ張り切れれば面白かったかな。最終3コーナーの所は危ないって思って見てしまいました。でも体は動けていますよ」

3月20日

検車場レポート

4R


 赤板過ぎの1コーナーでハナに立った竹澤浩司を菱田浩二が打鐘で叩く。8番手に置かれた表原周が打鐘過ぎの2センターから一気にカマして最終ホーム過ぎに先頭に立つと、2コーナーから仕掛けた竹澤が力強いまくりで逃げる表原を一気に抜き去った。

 「一応先行を考えていたんですけどね。今日はまくれたので悪くないし、脚の感じ自体は良いと思います。けん制も乗り越えられるなって思ったし、周りを見る余裕もありました。状態は問題ないので、明日もしっかり頑張りたいです」

 竹澤マークの鈴木伸之が食い下がって2着を確保。

 「流れ一本ですよ。全部竹澤がやってくれました。余裕はあったけど、全く抜ける気がしなかったです。それが竹澤の強さですね」

 カマした表原周が懸命に踏み直して3着に粘り込んだ。

 「まじでラッキーでした。たまたま展開的にも仕掛けられたし、タイミングも良かったです。点数も上がってきているので着をまとめようと思っているし、調子が良い時にバックを取っておきたかった。4コーナーからもしっかり踏み直せました」

5R


津村洸次郎選手

 打鐘過ぎに津村洸次郎が松本卓也を叩いて主導権。後方に置かれた斎藤敦がすかさず巻き返すが、4番手を確保した松本の横で一杯に。軽快に逃げた津村が最終バックも先頭で通過すると、差し迫る國武耕二の追撃を振り切って力強くゴールを駆け抜けた。

 「昨日の反省を踏まえて今日はしっかり先行するつもりでした。自分の展開に持っていけたし、逃げ切れたので脚の状態は良いと思います。今日は1周半ペースで駆けられたし、踏んだりやめたり上手く走れた。踏み上がっていく感じもありました」

 國武耕二が2着に入って九州ワンツー。

 「津村君が強かったですね。自分はちょっと疲れがあるかな。良い感じで津村君が駆けてくれましたよ。抜けなかったけど体の感じは良いし、次は抜きたいですね」

 最終4コーナーで内を突いた赤松秀展が3着に食い込んだ。

 「松本君が良い位置を取ってくれたので。ケガとぎっくり腰でずっと調子を落としていたので、久しぶりに決勝に上がれて良かったです。余裕もありながら、最後はコースを入っていけました。決勝に乗るのが一番の薬ですね」

6R


清水裕友選手

 中団から上昇した柴田昌樹が赤板で前受けの清水裕友を押さえる。中部勢を追う形で動いた永橋武司が打鐘で柴田を叩き主導権。清水はすかさず巻き返すと、最終1センターで永橋を抜き去りバックを先頭で通過。最後は詰め寄る近藤範昌を振り切って連勝を決めた。

 「スピードは出ているけど、もっと引っかかりが欲しいですね。なんかスカスカする感じです。今日はすかさず巻き返そうと思っていたし、体の動き自体は今年に入ってから一番良いと思う。まだ5連勝なので特別昇班を意識するのは早いと思う。明日も勝てるように頑張ります」

 近藤範昌がきっちり続いて中国ワンツー。

 「清水君が強いです。自分は何もしていない。仕掛けも早かったし、言う事なしですよ。昨日は前が離れていたので、3番手の自分は余裕があっただけ。今日は一杯でした」

 バックでまくり上げた柴田マークから、最終3コーナーで俊敏に切り替えた岩見潤が3着に食い込んだ。

 「最終ホームで清水が仕掛けた時に追っていけって言いました(笑)。昨日、南(修二)にセッティングを見て貰って少し出た感じですね。まだ改善の余地はあると思うけど、伸びも良かった」

9R


和田圭選手

 藤木裕が赤板過ぎ2コーナーで竹村勇祐を押さえると、後方へと下げた矢野昌彦が打鐘で一気に飛び出してハナに立つ。竹村は打鐘過ぎの2センターで内へ潜り込み、篠塚光一を捌いて藤木の後位を確保。グングン逃げる矢野が最終ホームを通過してバックも先頭で迎える。中団の藤木は動けず、矢野が押し切るかに見えたが直線で外を鋭く伸びた和田圭が鮮やかに突き抜けた。

 「最後は内か外か迷っていたけど、竹村が内へ行ったので同じコースを踏んだら伸びないと思った。気持ち的にも余裕があったし、コースをしっかり見る事ができました。1着取れたので伸びは悪くないと思います。初日はセッティングを変えていたけど、2日目から元に戻したのでそれも良かったのかな」

 果敢に風を切った矢野昌彦が2着に粘り込んだ。

 「逃げの決まり手が久々に付きました。藤木君が一回斬ってからだったし、すんなり出られて良かった。あの鐘のとこで藤木君に踏まれていたら厳しかったかもしれないですね。駆けやすい展開だったし、久々の先行なので脚の雰囲気は良く分からないが問題ないと思います。明日も気持ちと組み立てだけ気を付けて頑張りたい」

 佐藤真一が矢野に続いて3着を確保。

 「脚が一杯でしたよ。決勝は久々ですね。小倉は結構走っているけど、相性が良くなくて…。決勝に乗ったのは10年ぶりくらいかもしれないですね(笑)。前回の小倉は予選で敗退しているので、今回こそはって思って走っていました」

 

10R


小林大介選手

 後ろ攻めの吉田裕全が赤板で前受けの篠原忍を押さえる。松岡孔明がすかさず上昇して吉田を押さえにかかるが、吉田がそれを突っ張って打鐘を迎える。赤板過ぎの2コーナーから踏み込んだ篠原が、打鐘過ぎに吉田を叩いて主導権を奪うと、松岡はすぐさま追い上げて最終ホームで中団をキメる。吉田が内で被る形になると、マークしていた小林大介は最終1コーナーで外へ持ち出し、一気にまくり切った。

 「吉田が前々に踏んでくれたおかげです。ごちゃついたのでチャンスが出来ました。吉田が内で被っていたし、待ってから踏むと間に合わないと思ったので、自分で仕掛けさせてもらいました。決勝に乗れたし、脚は悪くないと思います」

 小林後位の中川貴徳が差し迫って2着に入った。

 「小林さんが強かったです。今回は借り物の自転車で、前に付いていきやすかったけど、抜ける感じはしなかったですね。矢野(昌彦)さんは高校の一つ上の先輩なので一緒に決勝に乗れて良かったです」

 直線で追い込んだ島野浩司が逃げた篠原を交わして3着に食い込んだ。

 「篠原君が頑張ってくれました。もっと仕事ができたら良かったんですけど。今回は膝に不安を抱えていたけど、そういう時に限って結果は良いんですよね(笑)。勝ち上がれて良かったです」

11R


不破将登選手

 残り2周半で後ろ攻めの佐藤和也が上昇し、前受けの不破将登を押さえて誘導員の後ろに入り赤板を迎える。掛水泰範が中団へと下げた不破を警戒しながら打鐘で一気に踏み込んで佐藤を叩くと、不破がすかさず巻き返し最終バックで掛水を捕らえる。最後は差し迫る南修二を振り切って連勝を決めた。

 「打鐘の所で佐藤さん掛水さんで踏み合ってくれたので展開は向きました。でもだいぶ(掛水に)抵抗されたのでキツかったです。今日は差されても良いと思って早めに仕掛けました。南さんを振り切れたのは自信になりますね。脚の感じは良いし、S級での決勝戦は初めてなので、このまま優勝したいですね」

 詰め寄った南修二だったが不破に踏み直され交わせず2着。レース後は口数少なく、決勝戦に気持ちを切り替えた。

 「不破君が強かったですね。決勝戦は同期の柏野(智典)さんに任されたので、自分で何かしたいです」

 最終3コーナー手前で切り替えた柏野智典が3着に入り決勝へと駒を進めた。

 「掛水君が積極的に良く頑張ってくれましたね。上手くサポートしたかったけど、今の自分の現状じゃこんなものです。明日は同期の南に任せていきますよ」

 逃げた掛水泰範は8着に沈むも表情は明るかった。

 「今日はダッシュを効かせて走る事ができました。もっと早く先頭に立てば良かったかなって思うし、組み立てだけ反省ですね。体は初日よりも動いたし、後ろの柏野さんが勝ち上がってくれたので良かったです」

 佐藤和也はシンガリ負け。

 「打鐘の所で突っ張ろうかどうしようか迷ってしまった。中途半端な組み立てになってしまいました。不破君は出切ってから凄いカカリだったし、強かったですよ」

 

▲TOPへ