京王閣競輪

KEIOKAKU KEIRIN

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決勝戦レポート

松坂 英司(神奈)

松坂英司が2度目のG3制覇

 初めてのG3優勝を飾った昨年の「花月園メモリアルin川崎」では目を潤ませる場面もあったが松坂英司だが、今回は笑顔があふれた。

 「前回もメモリアルでうれしかったですけど、今回もうれしいですね」

 前検日には「競輪祭のあとは本当にちょっとだけしか練習はできませんでした。疲れを取ることに専念したんで」と不安も口にしていたが、準決勝後に「初日に失敗したんであれでピリッとした。二次予選で(桐山)敬太郎と一緒の番組でツキもあると思った」と徐々に調子を上げていた。そんな中南関勢が5人決勝に勝ち上がり。並びが注目されたが絆の強さを見せ5車結束という結論に至った。

 「みんなで意見を出し合った結果です。ああいう作戦にもなりました。結果も出てよかったです。みんなそれぞれの仕事をした結果です。吉田敏洋)君もきてたし、新田さんも行ってくれたんで番手の仕事をしようと思った。うれしいですね」

 最後は「思い出深い最高の結果になりました。このあとも一生懸命頑張っていくだけです」と笑顔。マーカーとしての高い技術に加え、鋭いキメ脚をも戻った。今後はより高い舞台での活躍にも期待がかかる。

 

 SS班不在となったシリーズをゴールデンルーキーの吉田拓矢が救った。初日からビッグインパクトの連続。決勝もあと一歩で優勝を逃し準Vも、輪界のニュースターになるに相応しいデビュー戦となった。

 「もしかしたらと思ったんですけど、力不足でしたね。最後は脚がいっぱいでした。本当は先行したかったんですけど。正直4日間は疲れましたね、S級の選手のあおりもすごかったですし。でもそういった中で先行で(準決勝まで)勝ち上がれたのは自信になりました。優勝できればよかったんですけど。今後はとりあえず一戦一戦力を出し切れるように心掛けていきたいです」

 

 3着の勝瀬卓也は松坂の優勝に笑顔だったが、反省も忘れなかった。

 「南関で優勝者を出せたのはかったです。自分では失敗しちゃいました。5車でちゃんといければよかったんですけど、松坂さんが(吉田敏を)もっていったときに2コーナーで坂口(晃輔)に入られちゃって。最後は脚もいっぱいでした」

 

 新田康仁は昨年の競輪祭で負った骨盤骨折の大怪我から完全復活へはまだ道半ばだが、今の持てる力は出し切った。

 「押し切れるぐらいじゃないとダメですね。(松坂)英司でかった、南関で優勝者を出せて。色々あったけど、山賀もスイッチ入ってたし、他の誰かが来たら行こうとは思ってました。競輪できるだけで幸せです。状態は前検日に言った通りまだ5割なんで徐々に戻していければいいですね」

 

 競輪祭から好調を維持していた吉田敏洋だったが、南関勢の二段駆けは乗り越えられなかった。

 「行くならあそこ(ホーム)しかないと思ってました。結果行ききれなかったのは自分の力が足らなかったということですね。行くところでいってるので今日のレースの関しては悔いはありません。正直疲れはあったけど体の調子自体は良かったです。今月と1月いっぱい今の状態のままいって、2月で仕上げて3月の地元(ダービー)へ向かいたいですね」

レース経過

 スタートでけん制が入ったが、吉田敏洋が先に出て誘導の後ろに付ける。初手は吉田-坂口晃輔、山賀雅仁-新田康仁-松坂英司-勝瀬卓也-望月永悟、吉田拓矢-堤洋の順で並ぶ。
 レースが動いたのは青板周回のバックから。まずは吉田拓がアクションを起こすと、山賀が合わせて先に上昇し、4コーナーで誘導を下ろして先頭に立つ。山賀は何度も後ろを振り返りながら徐々にペースを上げていくと、打鐘前の2コーナーから前を向いてアクセル全開で踏み込む。このとき、吉田拓は6番手で外併走したのち、8番手まで車を下げた。打鐘が入り、山賀がフカして逃げるなか、吉田敏が最終ホームから反撃を開始。吉田敏が猛スピードで迫ってくると、新田は外にけん制し、その態勢から番手まくりを敢行する。両者の力比べは最終バックまで続いたが、松坂が執拗にブロックしていくと、吉田敏は3コーナーで力尽きた。すると、そこに外から吉田拓が襲い掛かる。吉田拓が迫ってくると、松坂は早めに追い込みをかけ、直線に入って両者でマッチレース。最後は松坂がタイヤ差しのいで2度目のG3制覇を遂げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 S/B
7 松坂 英司 41 神奈 82 S1 12.3
6 吉田 拓矢 20 茨城 107 S2 タイヤ 12.2
1 勝瀬 卓也 38 神奈 84 S1 2身 12.3
3 新田 康仁 41 静岡 74 S1 1/2身 12.6 B
5 堤   洋 39 徳島 75 S1 1/4輪 12.0
9 坂口 晃輔 27 三重 95 S1 3/4輪 12.4
8 望月 永悟 38 静岡 77 S1 1/2身 12.2
2 吉田 敏洋 36 愛知 85 S1 4身 13.1
4 山賀 雅仁 33 千葉 87 S1 大差 15.5

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