実力伯仲も、猪野泰介を本命に推す。デビュー序盤こそ躓いたが、4場所目の函館で初Vをゲット。その後はレースに慣れたのか、9月前橋、続く弥彦MNを連覇など、持ち前の機動力を遺憾なく発揮した。近況は成績こそ不安定だが、持ち前の高いポテンシャルで同型ライバルを撃破しよう。今期降班の高橋明久は一息の成績が続くも、2月西武園を無傷で優出。いよいよエンジン始動か。2月小倉で落車した俵信之は怪我の影響がなければ、豊富な目標からVも十分に狙える。
対するは渡邉高志。自力、番手と器用な立ち回りで高い安定感を誇る。1月小田原225着の準決では、絶妙な先行策で別線を完封して見せた。当所でも、先行を辞さない的確な仕掛けで逆転を狙う。12月松戸を制した高橋由記や、ベテランの本間淳らがサポート役。
南関勢は山田慎一郎、北澤育夫の神奈川勢が中心。山田は人の後ろを回るレースが増えたが、自力もまだまだ健在。1月平塚326着の準決では、自ら動いて決勝進出を決めている。さらに、同県の渡辺馨が優出を果たせば、期待度はさらに上昇する。