S降りが多く激戦だが、小島歩に期待する。半年間のS級では怪我に苦しむも、10月奈良の2日目に白星など奮闘。前回のA級でも2Vを挙げていただけに、実績も十分だ。目標に江本博明もいるが、何でも器用にこなせるオールラウンダーだけに、自力でもV奪取が可能。その江本は、11月までに20勝と白星を量産。好機に仕掛ければ、別線撃破も十分。3番手も佐藤和典が固める強力布陣だ。
五日市誠を本命視する手も。前S級では8月平塚117着など、散発的ながらV争いに参加。11月大垣の2日目でも、先行して2着とG戦線で存在をアピールした。「自力は捨ててないですし、今後も今までと変わらない」。ここも先行も辞さない強気な組み立てで逆転を狙う。千澤大輔は、11月別府を制覇とキメ脚軽快。五日市の仕掛けに続き、ゴール前勝負に持ち込もう。
関東も中島将尊、屋良朝春のS降りコンビに、松田優一と戦力充実。中島はS級でもバックを取る競走で、たびたび強敵を撃破。もちろんA級なら、指折りの機動型だ。松田は11月までに7Vを挙げるなど、驚異の成績をたたき出している。並びは流動的も、屋良を含めて上位独占が可能な陣容だ。