新人の坂本拓也が、初の地元戦で躍動する。デビュー戦の7月前橋こそ一息も、その後は8月弥彦MNを114着など毎場所でV争いに参加。すると、9月青森では番手戦ながら高橋大輝を目標にVを手にした。課題となっていた「持久力」も、着実に強化されている。パワーアップした姿を、地元ファンの前で披露しよう。同じく新人の猪野泰介も8月函館を111着。坂本との連係は流動的だが、自ら動いてもV奪取可能。
横内裕人も侮れない。前1、2班では、しっかりバックを取る積極的な組み立てを見せていた。降級の今期でも、前々に攻める競走で確定板入りを量産している。キャリアの差を坂本に見せ付けよう。
関東勢は、8月函館の準決で山口茂らを破った大井崇に、原野隆、茨木基成と粒ぞろいの面々。好連係をみせれば、本線撃破も十分。