快進撃を続ける堀僚介を本命視したい。昨年9月の特昇後も、積極的な競走で白星を量産している。5月大垣では、別線となった中西大らを4車身千切って圧勝。今年6度目のVを手にした。ダッシュ生かしたカマシ、まくりは驚異の一言。近畿の若武者が、平バンクで暴れ回る。番手は内山貴裕。4月防府から4場所連続で優出など、安定した成績を収めている。堀を後位から援護してワンツーを目指す。
小酒大勇も意地を見せる。半年のS級では優出こそなかったが、G戦でも連にからむなど随所で好走。103期の卒記チャンプだけに、ポテンシャルも高い。さらに、走りなれたバンクとあらば、『地元3割増し』だろう。持ち前の機動力を生かし、小笠原昭太と逆転を目論む。
福田知也も侮れない。前S級では春から徐々に調子を上げると、4月西武園記念は21着で準決勝に進出。さらに5月松戸は、137着で11月川崎以来の優出。復調の一途をたどっている。小林寛弥を目標に、タテ兼備のキメ脚を見せる。
5月小田原で落車した藤岡隆治が出走なら、V争いに割って入るだろう。5月取手を制した隅田洋介の一発も怖い。