KEIRIN EXPRESS

全国の競輪開催案内のポータルサイト

ひろしま競輪

HIROSHIMA KEIRIN

62#

決勝戦レポート

岡村潤(静岡・86期)

岡村潤が2度目の記念制覇を達成

 調子の良さが目立ったベストナインが勝ち上がり、どのラインにもチャンスがあった決勝戦。別線を封じて逃げた根田空史の番手から、岡村潤が鋭く伸びて3年半ぶりの記念優勝を果たした。
 「根田がカカっていましたね。根田の良いペースにちょうどはまっている感じでした。もう大丈夫かなっていうのもあったけど、(菅田)壱道とか坂口(晃輔)も突っ込んでくるんで、早いかなって思ったけど獲りにいきました」
 記念初優勝の16年6月別府以降は、度々優出を果たすも、準Vが3回。なかなか勝ち切れなかったが、今回はしっかりチャンスをモノにした。
 「ラインのお陰ですね。あれから(優勝が)ないなって思っていたけど、小さいチャンスをモノにできました。あの時も3番車だったし、今回もあるかなってプラスに考えていたのでうれしいです」
 岡村にとって今年最後の記念シリーズを、最高の形で締めくくった。
 「毎年、11月と12月は調子が良いので、それを改めて実感できました」
 ラストの奈良F1でも、上昇ムードの岡村に注目だ。

 最終4コーナーまで内に包まれていた菅田壱道だったが、直線で伸びて2着に突っ込んだ。
 「2コーナーで行く気はなかったです。やっぱり優勝を狙うならまくり追い込みかなって。橋本(強)さんに当たられたのが痛かったですね。あれでスピードが鈍ってしまった。でもやっぱり根田もカカっていましたね」

 岡村を追走した福田知也が内を締めながら踏んで3着に入った。
 「根田のやる気がすごかったし、強かったです。(赤板のところも)冷静に対応してくれたし、根田の気持ち勝ちですね。僕は坂口が来たのが見えたので、先に(岡村)潤さんの内へ入らせてもらって、踏むのを待ってから踏みました」

 先頭で最終4コーナーを回った根田空史は、末を欠いて5着に沈んだ。
 「あの展開なら、(初日と2日目に使った)マキノのフレームの方が良かったですね。脚にきていたし、4コーナーから踏み直す脚は残ってなかったです」

 7番手に置かれた原田研太朗は、最終1センターから巻き返すも9着に敗れた。
 「今日(最終日)は風も軽かったし、根田さんのカカリも良かったですね。今回はバックを多く取ろうっていうイメージで入ったけど、まだまだ体力が足りなかったです。でも収穫もあったので、また次に向けて頑張ります」

 

  • 優勝者の写真です
  • 優勝者の写真です
  • 優勝者の写真です
  • 優勝者の写真です
  • 優勝者の写真です

レース経過

 周回は菅田壱道-守澤太志-原田研太朗-橋本強-池田良-根田空史-岡村潤-福田知也-坂口晃輔の並び。
 根田の上昇に対し、中団の原田も赤板ホームでけん制する素振りを見せたが、原田にフタをした根田が1センターで先頭に。単騎の坂口が南関勢に続き、中団に北日本コンビ。原田は7番手で打鐘を迎える。一度、中バンクに上がった根田は4コーナーの下りを使ってペースアップ。原田は1コーナーからのまくりで菅田の前まで出るが、2センターから坂口に合わせて出られたところで力尽きてしまう。内に詰まっていた菅田は下りてきた橋本を飛ばして外を回したが2着まで。坂口の巻き返しをけん制しながら抜け出した岡村が2016年6月別府以来となる3年半ぶり、2度目の記念優勝を飾る。3着には南関3番手を回った福田が流れ込んだ。

車番 選手名 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 3 岡村  静岡 86期 S1 11.7 追込み
2 2 菅田 壱道 宮城 91期 S1 3/4B 11.4 追込み
3 6 福田 知也 神奈川 88期 S1 1/4W 11.7 マーク
4 7 坂口 晃輔 三重 95期 S1 1/4W 11.5
5 9 根田 空史 千葉 94期 S1 1/2W 11.9 H B
6 8 池田  広島 91期 S1 1/8W 11.2
7 4 守沢 太志 秋田 96期 S1 1/8W 11.3
8 5 橋本  愛媛 89期 S1 2B 11.5
9 1 原田 研太朗 徳島 98期 S1 6B 12.3