ひろしま競輪

HIROSHIMA KEIRIN

62#


決勝戦レポート

原田研太朗(徳島)

原田研太朗が今年2度目の記念V

 今年最後となった記念開催。優秀戦とほぼ同じメンバーで行われた決勝戦は、原田研太朗が制した。
 「優秀の反省が生かせました。でも、前もカカっていたし、後ろの圧力もすごかったですね。最初(1月立川記念)で勝って、最後を勝って、いい年でした」
 レースは原田が後ろから早めに動き前を押さえた。そして「モガき合う展開が一番良かったけど、深谷さんが構えたので脚を使わずに。理想の位置が取れました」と中団を確保。最終バックから渾身のまくりを放つと、松浦のブロックも乗り越えて見事優勝を果たした。
  「車番的にも、前か後ろだったので後ろから。後ろなら早めに押さえようと。そしたら竹内さんの距離も長くなってしんどいかなと。(2センターで松浦が)軽くもってきて、前に踏むと思いました」
 今年はビッグの優出こそなかったが、1月立川で記念を初制覇と飛躍。その後もコンスタントに記念の決勝に駒を進めるなど、積み重ねてきたモノが結果として表れてきた。
 「いろいろ試行錯誤して、考えた1年でしたね。自転車と向き合って、早く走るためにどうしたらいいとか。考えながらやってきました」
そして、来年はさらに上のステージへ。まずは2カ月後に迫った大舞台を目標に準備を進める。
 「2月から(全日本)選抜もはじまりますし、そこに向けて仕上げていきたい。一発目が大事なので。そして、来年はコンスタントにG1の決勝に乗れるように」

 ホームで仕掛けをちゅうちょした深谷知広。原田が仕掛けた上を猛然と迫ったが、あと一歩及ばず準V。
 「(打鐘の4コーナー)あそこですね。いいペースで駆けていたので。叩くだけなら叩けただろうけど…、失敗しました。ただフレームはいいですね。これで練習していければ」

 竹内ライン3番手を回った池田良が3着に突っ込んだ。
「チャンスだっただけに悔しい。内か外かだったけど、ちゅうちょした部分があった。また来年ですね」

 記念初優勝へ絶好のチャンスだった松浦悠士は、がっくりと肩を落とす。
 「こんなチャンスないんですけどね。まだまだ弱い。(原田も)下ってくるので、最後は厳しいと。もう少し早く横にきてくれれば、止められたかもしれないけど…。2コーナーから出るなり、車間を切るなりすればよかった。技量不足、脚力不足を痛感しましたね」

 愛知コンビの後ろにいた園田匠は深谷が仕掛けをちゅうちょしたことで最後方でバックを通過。直線で鋭い伸びを見せたが、前は遠かった。
 「今日は一番後方でもいいかなと。自分のタテがどこまでいけるのか試したかった。深谷がホームで行かなかったときに(優勝は)ないなと。ハラケン(原田)も思ったより冷静でしたね。最後は(池田)良がブーンと(振って)来るのかと思って見ちゃった。でも手応えは十分あったと思う」

 昨年の覇者・金子貴志は、サバサバした表情でレースを振り返る。
「ホームは(竹内)雄作も踏んでたしね。あとは深谷に離れないように集中してました。深谷は仕上がってますね。また来年も楽しみです。しっかり自分もいい状態を保てるように頑張ります」

レース経過

 深谷知広がいち早く飛び出してスタートを取った。初手の並びは深谷ー金子貴志、園田匠、竹内雄作ー松浦悠士ー池田良ー桑原大志、原田研太朗ー渡部哲男。
 レースが動いたのは青板周回のバックから。まずは原田が上昇していくと、赤板で誘導を下ろして先頭に立った。すると、続いた竹内がその上を押さえて先頭が入れ替わる。引いた原田が中団に入り、深谷が7番手で、単騎の園田が最後尾となり、1本棒のまま打鐘を迎える。先頭の竹内はさらにスピードを上げていき、別線の反撃を許さす、最終ホームもそのままの隊列で通過する。竹内が懸命に逃げるなか、原田がバックからスパート。番手の松浦も後ろを見ながら身構える。そして、2センターで原田が迫ると、松浦は数発ブロック。しかし、原田の勢いはなかなか止まらない。原田はこれを懸命に堪えると、直線で一気に抜け出し、先頭でゴールを駆け抜けた。その後ろから深谷が猛スピードで迫ったが2着まで。ラインの3番手から池田が伸びて3着に入る。松浦は飲み込まれて5着に終わり、地元Vならず。

 

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 S/B
5 原田研太朗 26 徳島 98 S1 11.4
2 深谷 知広 26 愛知 96 S1 1/2身 11.1
8 池田  良 30 広島 91 S1 1/2身 11.6
9 園田  匠 35 福岡 87 SS 3/4輪 11.0
1 松浦 悠士 26 広島 98 S1 1輪 11.8
7 金子 貴志 41 愛知 75 S1 1/8輪 11.1
3 竹内 雄作 29 岐阜 99 S1 1/4輪 11.9 B
6 渡部 哲男 37 愛媛 84 S1 1輪 11.5
4 桑原 大志 40 山口 80 S1 1輪 11.6

▲TOPへ